詩集「気球乗りの庭」

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H・E・ベイリー・ターンパイクの給油所の日かげで

H・E・ベイリー・ターンパイクの給油所の日かげで






そのとおり踊ろう 走る熊をまねて
赤い秒をどしんと両足でふみつける。
フェスティバル帰りの踊り手のインディアンと
偶然ここで再会。
フォードの屋根に小屋の柱・簡易ベッドなどをくくりつけ
バックシートには羽根飾りが全部入れてある

日かげがない。
捨てられたクロムのホイルキャップが
その蔭で草数株を育てていた。

草色のものが根もとで動くと
それはひらたむしの一種にすぎない。



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