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[ 鈴木志郎康映像個展 ]
鈴木志郎康作品『あじさいならい』
(52分)1985年 16ミリフィルム カラー
『あじさいならい』の紹介
この作品は、1985年8月5日、6日、7日の3日間、池袋の「スタジオ200」でわたしの「日記映画」の映像個展があって、そのための新作として作られた。以前、メカスの「ロスト・ロスト・ロスト」を見て、映画の中に映画を取り込むというやり方があるのを知って、それに倣って前に撮ったフィルムを生かそうと思った。それは丁度、小さい花が沢山集まって一つの大きな花になっているあじさいの花と似ていると思い、そのあじさいが芽を出し、つぼみを付け、花を咲かせるまでの過程を軸に、吉増剛造さんたちと沖縄に行ったとき撮ったフィルムや、藤井貞和さん、阿部岩夫さんたちと黒川能を見に行ったときに撮ったフィルム、また吉増さんの朗読の真似をして8ミリカメラを回しながらアドリブで喋って撮った8ミリフィルム作品を取り込んだ。音楽は、当時文通などしていた谷山浩子さんに作って貰った。制作1985年。作者、50歳。
3月、春の光
4月、沖縄の今帰仁(なきじん)城趾で
朗読する吉増剛造さん
日本海の冬の眺め
山形の黒川能の当屋
映画内映画「黒川能ノート」タイトル
当屋で演じられた能
5月の光
8ミリ映画「剛造ならい」タイトル
8ミリの中の麻理と野々歩
7月、あじさいの花も終わり
撮影・構成・編集:鈴木志郎康
音楽:谷山浩子
制作協力:津嘉山誠
登場する人たち:鈴木麻理、野々歩、草多、吉増剛造さん、藤井貞和さん、伊藤聚さん
使用カメラ
BOLEX EL
BOLEX R16
BEALIEU R16
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