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[ 鈴木志郎康映像個展 ]


鈴木志郎康作品『風切り』


(15分)1997年 16ミリフィルム カラー




『風切り』の紹介


 1996年5月の「イメージフォーラムフェスティバル1996」の開催中に、わたしはA型肝炎を発病した。それから三ヶ月間の入院生活を送った。8月退院して、写真展の魚眼写真を撮り歩いた。そして、その年の12月、兄がやっていたセトモノ店が閉店して、わたしが子供の頃住んでいた家が取り壊された。年が明けて、宇都宮に住む詩人の野村尚志さんが自分が作った歌を歌う姿を撮りに行った。制作1997年。作者、62歳。



 生きていれば、朝、目覚めるということがある

 花は枯れて散る

 トンネルの向こうの

 退院にして、魚眼写真を撮り歩いた

 脚が痛み、お灸

 兄のセトモノ店、
わたしが育った実家が取り壊された

 宇都宮で野村尚志君が歌うのを撮る



撮影・構成・編集:鈴木志郎康
音楽・歌:野村尚志
ダビング録音:内野徹
ロケ協力・録音:上岡文枝

登場する人たち:野村尚志さん、 速水由希子さん

使用カメラ

BOLEX R16

 BEALIEU R16

 BOLEX EL


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