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[ 鈴木志郎康映像個展 ]


鈴木志郎康作品『手くずれ』


(30分)1982年 16ミリフィルム カラー




『手くずれ』の紹介


 直進する光を受け止めるレンズは円形。人間は手書きでは円を描くことも、直線を引くこともできないのに、円と直線の組み合わせで、機械を作り建築を作る。単純にそれをやって見せて、観念の抽象性と身体の曖昧な具体性について語った、というのがこの作品。きっかけは、金魚鉢に空気を送る機械の工作をやって、力の伝わり方ということが面白かったことによる。それと身体というものの曖昧さ。音楽に読経の声。制作1982年。作者、47歳。



 手では真円は描けない

 また、手では真直線は描けない

 直線のフィルムを円に巻く

 レンズは正面から見れば円、横から見ると直線。
カメラは円と直線からなっている

 手製の空気送り機。円運動を直線運動に変える

 三重顔



撮影・構成・編集:鈴木志郎康
登場する人:鈴木志郎康

使用カメラ

BOLEX R16

 BEALIEU R16

 ORICON CINEVOICE


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