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マンガの作者は、チック・ヤング

ブロンディ



昼の星が 遠くで
牛乳を立飲みしている女の
咽喉の高さを運行する

かつてはブロンディと呼ばれた女

わたしが帽子をかぶるのは
明るい日差しから逃げるためじゃない
もっと明るく世界を染めかえるために
涙の高さよりも少し高く
ささげるようにかぶっているだけ

かつてはブロンディと呼ばれた女

昼の星が 遠くで
フライパンを鳴らしている女の
尻から下を味噌で汚しはじめる ころ

かつてはブロンディと呼ばれた女 に

(おそらく心は
教室の机に突っ伏していた……
眼鏡をかけた者の心も
ひげを生やした者の心も)


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