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from "Multimedia birds of America"
奥野雅子のページ
奥野雅子の詩
〜ナチュラルな幻想と切実さの宝庫〜
奥野さんの詩の言葉はだれにでも不思議なくらい自然に入ってくる。たとえばどこからか流れてくるスタンダードナンバーが耳に届いたときのよう。親しさとハッとする瞬間とが同時に重なりあってやってくる。私は、奥野さんの詩を読むと、夢であるとか現実であるとか、なぜ分けていたのだろうかとよくわからないような気持ちになる。彼女にとって、街に出れば街の景色が、駅に降り立てば駅のざわめくホームが、そのまま幻想的になってくるのだと、とてもふつうのことなのだと分かる。その詩を読むと私もそうだと思えてくる。そして心が静かに癒される。派手なことやたいそうなことなど何も書かれていない。でもいまをみつめる瞳が切実さをたたえている。この切実さが私は好きだ。そしてそれがどこかへそれていかないことに感動する。現実のどこかから、彼女の詩がはじまって、内面が、迫って、迫るから浮いてゆく。ナチュラルに静かに広がってゆく言葉の明るさを読むのは楽しい。
(北爪満喜)
自分の詩をPRするページをつくろうという話がきまったとき、PR文をだれかにお願いするなら北爪満喜さんしかいないな、と思いました。尊敬する詩人であり,
私のよき理解者である北爪満喜さん。北爪さんの書いてくださったPR文に恥じないような詩をつくらなくては・・・。としみじみ思うのでした。
◇奥野より
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