花の下を歩いていると どこかから 懐かしい声がきこえた (たちどまって よく見てお行き) ぼくにはまだ会ったことのない 不思議なおばさんがいて おばさんはいつもどこかから ぼくを見ているらしい (たちどまって よく見てお行き) こういったんだねおばさん 見あげると 満開のさくら ひとひら ふたひら ちりかかるはなびらがくちびるにふれる おばさんの吐息が ふれたようだ
前のページ・ボートを漕ぐ不思議なおばさん 次のページ・おばさんはパラソルをまわしながら
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