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花の下を歩いていると


花の下を歩いていると
どこかから 懐かしい声がきこえた
(たちどまって よく見てお行き)
ぼくにはまだ会ったことのない
不思議なおばさんがいて
おばさんはいつもどこかから
ぼくを見ているらしい
(たちどまって よく見てお行き)
こういったんだねおばさん
見あげると
満開のさくら
ひとひら
ふたひら
ちりかかるはなびらがくちびるにふれる
おばさんの吐息が
ふれたようだ









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