辻征夫の書棚

このページは著者・装画者ならびに出版社の許可を得て掲載しています。

「辻征夫アルバム」


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ボートを漕ぐおばさんの肖像


装画者桑原伸之
1992年6月10日
書肆山田発行
160mm×181mm・87ページ
本文縦組み




表紙


目次
ボートを漕ぐ不思議なおばさん
花の下を歩いていると
おばさんはパラソルをまわしながら
浜木綿のかげに運動靴を置いて
冬は風と夢の季節で

ぼくの物語が書いてある本
郊外の道を歩いていたら
おばさんがある日
降りしきる雪の中で
おじさんがいっぱい
その世界の話
おばさんは疲れきったあしどりで
空は血まみれで 黒ずんだ雲が
遠い花火
おばさんとぼくと私
初出・奥付
 
装幀者は桑原伸之。
詩集掲載の各ページのイラストは、一枚のカラーページを除いて、同じグレーの背景に線描で描かれています。
ここではそれをスキャナでデジタル化しましたが、容量を軽くするため、モノクロ2階調ディザを用いて、原画ではすべて同じの背景を、webpage制作者が、主観的に多少変更して、アニメーション化したたりしています。

辻征夫展


  …『学校の思い出』から『俳諧辻詩集』まで

が2月1日(土)から4月13日(日)まで、前橋文学館(前橋市千代田町3-12-10 電話 027-235-8011 JR前橋駅からタクシーで5分)で開かれています。  

発行所・書肆山田:〒171 東京都豊島区南池袋2-8-5-301
     Tel.03-3988-7467

[ 詩の電子図書室別館 ] 渡辺洋:辻征夫さんへの手紙
――辻征夫『ボートを漕ぐおばさんの肖像』Eテキスト版・解題に代えて

     
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